最後のセットが切れ、照明が半分上がる。メインフロアの全員が突然見え、突然しらふになり、家へ帰るか決める。その約4秒の中から『ラスト・セット』は始まり、ほかの全員が選んだあともドアを開けたままにする。

マイアミ、サウスビーチ。湿気が首筋に張り付き、低音が床板を通って響き続けるクラブ。メインフロアにはケーブルを巻くスタッフと残った人々だけ。友達がいた場所はすでに空で、ネオンは今や上へ、革張りのソファへ向かってこぼれている。

そこで設定が息をする。仕事の名残のVIPバンドが手首にある。係員へ下りれば、今夜はただの夜遊び。『ラスト・セット』はその紙片をゲーム全体に変える。上に残れば、夜遊びはもう夜遊びではなくなる。

仕組み

上へ向かうことが、必要以上に重要になる。サービス階段は、マイアミの会場だけができるやり方で汗と空調を混ぜる。途中でプロモーターのミスがはっきりする。ブースは閉められていなかった。ロープも、スタッフも、iPadを持つ門番もいない。半分の照明の下で、もう必要とされないメインフロアを見下ろすブースだけが、開いたままだ。

上階の革のソファはまだ温かい。空のグラスが並ぶボトルサービスのテーブルと、プロモーターの置き去りのiPad。背景ではなく、夜の公式な仕事が途中で切れたことを示す挑戦状だ。ソファの奥にエヴィがいる。24歳、独身、小さな銀色のドレス、ゲスト用バンド。そこにいる最後の、働くためではない人。

「友達はもう下に行ったよ」

ゲームはその言葉を宙に残す。私も残した。

登場人物と化学反応

エヴィは景品ではなく一人の人として書かれる。面白く、少し辛口で、これが偶然ではないふりをすることに無関心だ。二人とも、誰かが忘れたからブースが空いていると知っている。その見落としを利用すると、声に出して決める。

語り手はあなたで、ゲームもそれを理解している。一人称はカメラではなく社交の鏡だ。距離、気軽さ、正直さを読むよう毎回促し、エヴィは正しく読んだ時に応える。化学反応が相互的なのは構造から明らかだ。彼女が先に視線や冗談、革の上でのゆっくりした移動で応じないことは起きない。二人の見知らぬ人、放置されたゲストリスト一つ、二人が読める身振りで描かれた同意。

どこまで熱くなるか

満員のクラブが熱いように。露出ではなく距離の熱だ。『ラスト・セット』は襟元より上にすべてを留める。手首から手首へ移るバンド、半明かりを拾う銀、二人で占める六人用ソファの静かな縄張り争い。ブースが公共でなくなったとき、ゲームはこのサイトの得意技を使う。暗転し、こもったフロアの音に残りの台詞を任せる。

露骨な内容を求めるなら、足りないと感じるだろう。大きな音の部屋で視線を一秒長く交わしたことがあるなら、そうは感じない。

向いている人

一夜の恋を好む人。見知らぬ相手、賭けのある雑談、二つのドアしかない決断のめまいが好きなプレイヤー。周回は短いが、係員ルートも本当に見る価値がある。しばらく遊んだ中で最も孤独なハッピーエンドだ。バンドはずっと手首にあり、二夜目には違う着け方をすることをゲームが知っているから、再プレイの価値もある。終えたら、終わることを拒む真夜中過ぎの夜の別の物語を続けてほしい。


評決

洗練され、自信があり、何であるかに正直だ。参加を選んだ二人の大人の間にある、湿った半明かりの緊張を描く30分。ジャンルへの見方を変えることはない。だが、なぜこのジャンルがあるのかを思い出させてくれる。そして出会いを軸にしたVNのファンには、それが最大の賛辞だ。単独の作品として受け取れば、このサウスビーチの閉店後の小品は迷わず薦められ、もう一度遊ぶのはさらに簡単だ。

バンドは最初から手首にあった。それがいつも要点だった。