この作品
最終船の汽笛が切れたあと、港務所だけがまだ灯いている。ポグは三十七歳、夜間当直の港務官。人妻だ。夫は別の港で水先案内をしている。
紺の制服、整った髪、手首の無線。入港スタンプを置かない。「入港許可は終わり。」岸壁のドアから出ればその夜は当直交代で終わる。レーダーが空になったあとに残れば、交代ではなくなる。
登場人物
- ポグ港務官 · 人妻
- 僕語り手 · 最終船入港補助
- 夫別港の水先 · 言及
最終船の汽笛が切れたあと、港務所だけがまだ灯いている。ポグは三十七歳、夜間当直の港務官。人妻だ。夫は別の港で水先案内をしている。
紺の制服、整った髪、手首の無線。入港スタンプを置かない。「入港許可は終わり。」岸壁のドアから出ればその夜は当直交代で終わる。レーダーが空になったあとに残れば、交代ではなくなる。