この作品
ラストオーダーの終わった路地。おまかせ寿司カウンターにヒノキの灯だけが残る。ハヌルは三十四歳の寿司職人だ。白い上着、短い整った髪。柳刃を手から離さない。
「最後の貫よ。」暖簾を出ればその夜は解体で終わる。内側から錠を閉めたあとに残れば、カウンターの向こうではなくなる。
登場人物
- ハヌル寿司職人 · 人妻
- 僕語り手 · 常連
- 夫すでに会計 · 言及
ラストオーダーの終わった路地。おまかせ寿司カウンターにヒノキの灯だけが残る。ハヌルは三十四歳の寿司職人だ。白い上着、短い整った髪。柳刃を手から離さない。
「最後の貫よ。」暖簾を出ればその夜は解体で終わる。内側から錠を閉めたあとに残れば、カウンターの向こうではなくなる。