この作品
夜の通航。閘室はまだ低い。下流に待機船がいる。操作室の灯だけが黄色い。水路さんは作業着と防水時計をつけ、水門レバーを途中で止めている。人妻だ。その待機船が夫の船だ。
「水位を合わせて。」閘門橋を出ればその夜は通航で終わる。扉を鎖せば、水が満ちるあいだはここだ。
登場人物
- 水路閘門運用 · 人妻
- 僕語り手 · 夜間船員
- 夫下流の待機船 · 言及
夜の通航。閘室はまだ低い。下流に待機船がいる。操作室の灯だけが黄色い。水路さんは作業着と防水時計をつけ、水門レバーを途中で止めている。人妻だ。その待機船が夫の船だ。
「水位を合わせて。」閘門橋を出ればその夜は通航で終わる。扉を鎖せば、水が満ちるあいだはここだ。